2017年5月2日 星期二

葛洪の字が稚川であるわけ

中国人には諱の他に字が有って,両者の間には何かしら関係が有るらしい。例えば,姓は曹,諱は操,字を孟徳という。操は,ミサヲ,同義や主義を守って変えない態度。徳は,社会において正しいものと評価される行動規範,人格的な品位。
では諱が洪である人の,字が稚川なのは何故か。中国には洪水(コウスイ)という川が,東郡(秦代から隋代にかけて,現在の河南省濮陽市および山東省聊城市にまたがる地域に設置された)に在ったらしい。また漢の豫章郡だったところに,隋は洪州を置いた。で,多分そのあたりの出身の,洪氏というのも有る。『広韻』に「共工氏之後,本姓共氏」とある。洪さんは,キョウさんと呼ぶ方が本来なのかも知れない。
そこで,もし東郡だか豫章郡だかに,稚川という川が有って,洪水(コウスイ)と関係するとしたら,諱を洪とつけた人が,字は稚川としたのはうなづけるし,洪という諱はキョウと読ませた可能性も無くは無い。共工は水神ではあるけれど,洪水をおこす凶神である。とはいえ南方の人にとっては,祖先に関わる尊敬の対象でもある。葛洪なんてひにくれものなら,ちなんで諱にしそうではないか。

2017年4月15日 星期六

堅か硬か それとも

『諸病源候論』巻十四の最初は欬嗽候で,その中に十種の欬というのが載っていて,「三曰支欬,心下堅滿」云々という。人民衛生出版社の『校注』には,底本の「𩊅」を『脈経』に拠って「堅」に改めたと言い,『外台』は「硬」に作ると言う。
『康煕字典』に𩊅は,「《字彙補》音報。見巢氏病源。楊升菴以爲匹角、博敎二切。俗云𩊅起,是其義也。」つまり,意味が良く分からない。似た字形には「」とか「𩊕」とかが有るが。

これは実は,どの程度の漢字が,このBLOGで表示されるかの実験です。

2017年4月6日 星期四

2017年4月2日 星期日

2017年3月28日 星期二

標点符号

分析馬王堆出土帛書《陰陽十一脈》、《足臂十一脈》和《霊枢・経脈》経脈学説文本,発現完整的経脈学説包括:循行、病候、診法、治則、治療等五項。其中,不同時期各伝本共有的只一項:病候――経脈学説不可或缺的核心要素,若没有病候診法治則治療皆無所依循行也将失去意義。


2017年3月25日 星期六

細節にこだわらず

少陽之脈,乍小乍大,乍長,乍短,動揺六分。……
少陽之脈乍短,乍長,乍大,乍小。……
――『脈経・扁鵲陰陽脈法第二』巻五
変だよね。
でもこんなの,著者でなくて,出版社の編集・校正の責任だよ。


2017年3月9日 星期四

任脈は妊娠の脈?

督は,䐁と同音で,尾下竅の意が有りうる。つまり,督脈は後陰の脈かも知れない。
しからば,任脈は前陰の脈ではないか。『素問』骨空論王冰注に「繫廷孔者,謂窈漏近所謂前陰穴也」とある。任と妊と廷は声符が同じであり,また廷の異体には妊に酷似するものが有る。
しかしながら,督と同音の字に𧝴があり,「衣背縫」である。また,衣偏に任の袵という字もある。衽と同じで「衣服胸前交領部分」である。袵はえりで,正中線ではないかも知れないが,𧝴との対比からすれば,衣類の前後の真ん中に近い線には違いなかろう。
してみれば,任脈と督脈は,単に前後の正中を行く脈というに過ぎないのかも知れない。

2017年3月4日 星期六

絡脈の色を診る

『霊枢』論疾診尺第七十四
診血脈者,多赤多熱,多青多痛。多黒為久痹,多赤多黒多青皆見者,寒熱。

張介賓曰:血脈者,言各部之脈也。

郭靄春語訳:診察脈,多赤色的多熱,多青色的多痛,多黒色的是久痹的病,如果多赤、多黒、多青三色都見的,就属于寒熱相兼的病。


黄龍祥『中国針灸学術史大綱』:釐清楚了“是动”病的来历,我们就很容易理解,为什么“十五络”、“十二经筋”等不见有“是动”病,而只有在十二经脈中纔有。就是因为它原本是四肢腕踝脈口(主要脈动处)的脈诊病候,因而它与下面所说的经脈“所生”病有本质的区别。相比而言,经脈的“是动”病,与络脈病候的意义很相近,经脈的“是动”病移植於脈口的脈诊病候;络脈病候也直接取自四肢部的脈诊病候,只不过前者主要诊脈之跳动(主要诊脈气),而后者诊脈之形色(主要诊脈血)而已。经脈的“是动”病直取脈口——“经脈穴”治之;络脈病候也独取脈出处或起始处络穴治之,二者如出一辙。


2017年1月15日 星期日

人身非裳温也,中非常熱氣也

逆調論篇第三十四
黃帝問曰:人身非温也, 非熱 也,爲之熱而煩滿者何也?
歧伯對曰:陰氣少而陽氣勝,故熱而煩滿也。
 帝 曰:人身非寒也,中非寒氣也,  寒從中生者何?
歧伯 曰:是人多痺氣也,陽氣少,陰氣多,故身寒如從水中出。

于鬯『香草續校書』:常本裳字。……此言裳,下文言衣,變文耳。
なるほど「非裳温」でなければ「非衣寒」と釣り合わない。しからば「中非有寒氣」と釣り合う為には「非常熱」であるべきだろう。
つまり,「常」に二種の解が有って,衣裳の裳か,恒常の常かではない。前は「裳」で,後は「常」なんだろう。

2017年1月1日 星期日