2014年5月28日 星期三

大知閑閑 小知間間

『莊子』斉物篇に「大知は閑閑たり,小知は間間たり」とあり,現代語訳して「大きな知はゆうゆう,小さな知はこせこせ」という。よりどころとして,閑は大であり,間は覗である。
そんなことがあるだろうか。閑と間は通じて,いずれにせよ余裕があるとか隙間があるとかではないのか。
同じことなんだけど,肯定的には大らかにゆうゆうで,否定的には,うまい表現を思いつけないんだが,ようするに締まりが無い。
大知と小知に同じ,もしくはほとんど同じ表現を用いて,でも微妙に,あるいは決定的に違う,と表現したのではないか。一字一字の意味なんて,閑も間も,良い意味でありうるし,悪い意味でもありうる。

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