浅野裕一さんの『儒教 ルサンチマンの宗教』(平凡社新書 1999年)が,『儒教 怨念と復讐の宗教』と改題されて,講談社学術文庫に入った。出土文献の発見が相次いで,かなりの数の論文を執筆し,研究も進展,その結果を踏まえて,若干の補足を加えることにした,とのことで,再購入せずばなるまい……,と。
で,『中庸』という書物に関して,
……「中庸」とか「誠」といった倫理を説くための著作と考えられてきた。……
の「誠」に,前はわざわざ「せい」とフリガナがあったが,今回は「まこと」になっている。考えが変わったんだろうか,何か深遠な意味があるんだろうか。無いんだろうなあ,多分。
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