2013年9月9日 星期一

針を停めず 徐に針を引かず

『太素』巻21諸原所生に,「刺熱者如手探湯」とあって,楊上善注に「刺熱者決寫熱氣不久停鍼徐引鍼使病氣疾出故如手探湯言其疾也」という。経文の意味は,まあまあ分かるつもりだった。九針要道に,補法には徐刺速抜,瀉法には速刺徐抜と思しき記事があるから,この熱に対するのは,まあ速刺速抜だろう,と。
でも,楊上善が言っているのはどういうことなんだろう。銭教授の『新校正』の句読に従えば,「刺熱者,決寫熱氣,不久停鍼,徐引鍼使病氣疾出,故如手探湯,言其疾也。」である。これって,「……久しく針を停めず,徐に針を引いて病気をして疾く出さしむ……」と訓むんじゃないのかね。それだと徐抜だよね。何だか納得し難い。で,いろいろ考えて,ひょっとしたら「久停鍼」と「徐引鍼」の双方を,「不」一字で否定しているんじゃないか,と。
でも,それって語法的に大丈夫なんでしょうか。それって,句読点の打ち方で表現するには,どうすれば良いのでしょうか。

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