翻訳の精度を確認するためにと、あちらの出版社に要求して、やっと数冊が届けられました。発行後おおよそ二ヶ月半です。
ひどいものです。ほとんど毎ページで首をかしげ、数ページに一カ所くらいは明らかな誤りが見つかりそうです。
別に、中国古代医学の素養が無ければ無理だとか、そういう意味ではなくて、なんでもない内容や表現を理解できてないと思う。
例えば、原文は:
パソコンのケースの中には様々なパーツが入っています。こうしたハードウエアなくして、もちろんパソコンはありえません。しかし、電源が入ってソフトウエアが立ち上がらなくては、やはりパソコンとはいえないでしょう。翻訳は:
電腦內部有各式各樣的零件,即便沒有硬體設備,還是電腦,但如果插上電源,卻沒有啓動軟體,就不是電腦。変じゃないですか。「ハードウエアなしのパソコンなんて有り得ないけど……」と言ったのが,「ハードウエアなんてなくてもパソコンなんだけど……」に変わってませんか。
教養知識のレベルもいささか疑わしい。唐の玄宗の時代に起こった「安祿之亂」って、何ですか。(わかりますよね、安禄山の乱のはずです。)
涙が出そうです。……だから、笑っちゃいます。
現物を見て、アラさがしをしたいという、物好きな人はいませんか。
なんだったら、私に連絡するか、ここにコメントしてください。(数人にですが)お贈りしたいと思います。
前に不安を告げたとき、翻訳についてのエージェンシーから:
専門用語や原理などの翻訳にミスがあるかどうかは、こちらは判断できません。もし読者を誤導したりするような重大なミスがあれば、ぜひ教えていただきたいです。対応策を考えさせていただきたいと思います。と返信が有ったけど、そんなこと言われたって、そんなレベル、そんな量ではないような。
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